ノミネート店舗15店舗の中から、受賞店舗が決定いたしました。神戸三宮センター街でお買い物中のお客様審査や神戸市デザインクリエイティブディレクターや外部審査員を迎えた書類審査のもと受賞店舗を決定いたしました。それぞれの審査員からの講評も是非ご覧ください。



黒く塗装されたファサードは賑やかな商品ラインアップを包み込む上質なパッケージのようです。ブランドアイデンティティを強く感じました。黒といっても堅く冷たい雰囲気は全くなく、斜めに配置された天然木や2階の植栽で素材感と安心感を感じさせてくれます。シンプルな店頭は商品を際立たせるのと同時に街に上質な空気を漂わせてくれています。LUSHがあることで神戸・三宮メインストリートがキュッと引き締まると感じました。





私たちの日々の暮らしに深く根をおろしておられるモロゾフさん。
様々なスイーツ類で心をワクワクさせてくれます。
その歴史は古く１９３０年代にさかのぼるとか。
バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣を始めた一社としても知られています。
それぞれの商品にはこだわりがあり素材や容器も厳選されたものを使用されています。
三宮センター街に面したお店は格調高く御来街のお客様を温かくお迎えになっておられます。
ご家族や親しいご友人との語らいの場にご利用なさってみてはいかがでしょうか。





JINS三宮店のファサードはガラスを多用していることから、商店街と店内の一体的な繋がりを創出しています。店内の賑わいが外部へと滲み出ていることから、商店街の活性化に貢献していると感じました。木調色のフレーミングデザインは、軽やかで温かみがあり、店内の明るい雰囲気とより調和しています。
ガラス面の手書きペイントによるハンドメイド感のあるディテールや、オーニングテント幕のポップなデザイン等はブランドイメージを分かりやすく外部へと発信する事に成功していると言えます。





意図して？扉を半分閉め「隠れ家」的なファサードを演出しています。
ファサード全体の木の温もりと取扱い商材である「革」の温もり、そしてシンプルな色使いが、街を往来する人々の目を留めます。店頭ショーケースには「TIP ZONE」様の「革に対する思い」と「技術（クオリティ）の高さ」そして「神戸らしいセンス」が発信され、思わず店内に引き込まれる演出があります。
残念なのが、意図してか？店内に入るための「段差」がある事です。
何れにせよ、初めて神戸を訪れた方の目にも留まり、店内にて商品を購入された方は「リピーター（顧客）になる」可能性が高く「神戸らしい店構え」と「神戸らしい品」を発信して頂いている名店であると思います。





神戸三宮センター街1丁目商店街の中央に位置する京町筋との交差点に面した角地で、店頭に並べられた豊かな緑が潤いある街の景観形成の重要な役割を担っています。黒を基調とした店構えは、緑や花の彩りを際立たせるとともに、周辺店舗と調和しています。立体的にプランターを配置することによって緑のボリューム感を出し、ガラス張りの店内に入ると、様々なこだわりの花たちが毎日装いを変えて陳列されています。お店のスタッフの皆さんの花への愛情が街路にまでじんわり伝わってくる店舗です。





審査委員会
天宅　正　　神戸市クリエイティブディレクター
行成　美和　甲南女子大学　文学部　メディア表現学科　講師
槻橋　修　　神戸大学大学院　工学研究科　准教授
松谷　齋秦　神戸三宮センター街一丁目商店街振興組合　理事長
長澤　宗弘　神戸三宮センター街一丁目商店街振興組合　担当副理事長
内田　幸市　神戸三宮センター街一丁目商店街振興組合　空間再生委員会 委員長